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小川町農村地域活性化推進協議会「おちばたんプロジェクト」との共催イベントを開催。
今回のイベントはフォレスターズプラスさんにご協力いただき、「皮むき間伐」というユニークな森の保全活動を体験しました。

場所は「鬼が谷津 おちばたんの森」です。

地元でも聞いたことがない方が多いと思いますが、場所は小川町みどりが丘の近くです。
今回は高谷の交差点近くのレストラン「か野や」駐車場をお借りして集合。
徒歩で向かいました。

講師は、フォレスターズプラスの松岡さんです。

フォレスターズプラスは、埼玉県の毛呂山町に拠点を置いて、きらめ樹という愛称の『皮むき間伐』という手法で森のお手入れを行っています。

何と言っても、人を惹きつける魅力と愛嬌が抜群の松岡さん!
子供達にも大人気です♪

鬼が谷津 おちばたんの森に入り、災害に強い森林づくりの必要性について親子で楽しく学びました。

植樹された杉やヒノキの人工森は、近年木材が使われなくなり荒廃しているとのこと。
その森で私たちが間伐をすることで、残された木々が大きく育ち、災害にも強い森ができる。
こうして今、手を入れることで、100年後、200年後の未来につなぐ自然を残していく。

森に降った雨は、木や草が根から吸い上げたり、土の中にしみ込んだりすることで、すぐ川に流れ込まずに水を森の中に蓄えておくことができます。
健康で森林の機能が十分保たれている山は保水力があり、集中豪雨が降っても水の放出を緩めることができます。

木は落ち葉や枝を林内の土のうえに落としていって、フカフカの腐葉土層を作り出します。
土に近いところは分解が進み、表面はまだそのまま腐らずにある。
この構造が水を貯え、スポンジのように水をとどめます。

雨が降らずに乾燥が進むと貯えた水が少しづつ放出されて、周りの木々に利用されたり、小さな水の流れとなって川に入ります。
木々に吸収された水は大気中に蒸散されて空気の湿り気となって畑の作物や私たちの体に潤いを与えてくれます。

伐採されたままになってしまうと、この機能が作用しなくなり、土砂災害や、川の洪水、土石流などを引き起こす要因となってしまいます。

ペットボトルの実験では、森の土の構造をさいげんしたものと、表層がなくなって土だけになったものとに水を流し込み、どのように水が流れるかを見てもらいました。

日本酒とお米でお清めをした後、松岡さんから道具の使い方をご指導いただきました。

皮むき間伐の風景

真剣に取り組む子どもたち

引っ張って〜引っ張って〜

300年後に育った木を想う

格別に美味しかったカキ氷

笑顔でお別れ

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