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和紙の原料である「楮」の新たな可能性を拡げるために、地元や観光関係者に声をかけ、地元食材としての活用をテーマにした料理イベントをコワーキングロビーネストで開催しました。

平成26年には「細川紙」の技術がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界的な「人類が守るべき無形文化遺産の代表的な一覧」にも掲載されました。しかし、和紙の需要が減少しており、全国的に楮の生産量も減少傾向にあります。

楮の原木から和紙に活用される繊維(皮)の部分はわずか17%に過ぎません。そのため、その他の部分を有効に活用することで、楮の付加価値を高めることが求められています。楮には植物性タンパク質、ポリフェノール、カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、これを利用することで和紙産業に新たに「食」という入り口を作りたいと考えています。

イベントでは「旅する吉田シェフ」の協力を得て、地元野菜などと組み合わせたバラエティ豊かな楮料理が提供されました。ポタージュ、サラダ、リゾット、秩父野鹿のコウゾチップ燻製ローストなどが登場し、その可能性の無限大さを感じることができました。和紙のふるさとの観光職人(笑)として、今後も楮を食と結びつけ、地域の活性化に貢献していきたいと思います。

こちらのイベントは産経新聞さんにも取り上げていただきました。
https://www.sankei.com/article/20231205-EW623DMWMBIN5HLAFGJU3OYM24/

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