令和7年度 3月定例会(予算と公共施設の再編)
今定例会は2月20日(木)の全員協議会に続き、2月28日~3月21日までの22日間に本会議が行われました。
本会議では、令和7年度予算を中心に全28議案を審議。社会保障費増大や物価高騰を受け、光熱費・委託料増加が予想される中、限られた財源の活用策が議論され、住民サービスの維持と財政健全化の両立が課題となりました。こちらは重要案件を抜粋して報告します。
令和7年度当初予算 新規事業(一部抜粋)
【高齢者・福祉】
- 帯状疱疹ワクチン助成:接種費用の一部を助成(上限8,000円)
- 運転免許自主返納支援:デマンドタクシーや路線バス利用の補助上限を1万円に引き上げ
【地域活性化・環境】
- 移住支援金:都市部から小川町へ移住する方を対象に、新たな支援金制度を創設
- 空き家対策:旧耐震基準の空き家の除却に対し、上限20万円を補助
【公共施設の集約化・統廃合】
- 給食センター更新基本計画、リリックおがわホール棟解体工事、パトリアおがわ集約再整備計画策定、(仮称)西小学校改築工事
- 地域公共交通計画の策定、通学方法検討事業(町内の小中学校の通学手段を見直し、利便性向上を図る)
🏫公共施設の老朽化と再編
📢「小川町公共施設等総合管理計画」では、平成27年度から令和26年度までの30年間で、施設総量(延床面積)を58%削減することを目標としています。
【小中学校の再編】
今年度から旧西中生は、旧欅台中学校へ通学(新校名:小川中学校)
閉校となった旧西中学校は2年間かけて小学校へ転用
老朽化した給食センターの新設(炊飯施設の併設も検討)
【公共施設の再編】
リリックおがわホール棟:取り壊し決定
パトリアおがわの複合化・集約化:貸し室、児童館、生きがいホール、長生き支援課、社会福祉協議会の機能は維持し、それ以外の部分の活用を検討
🚨現在のすべての公共施設を改修・維持することは、今後の人口減少を考慮すると財政的に困難であり、効率的な施設の活用が求められています。
🏫公共施設再編のメリット・デメリット
⭕メリット | ❌デメリット |
✅ 維持費を抑え、福祉・教育・防災等の他施策へ財源を充てられる ✅ 施設を集約することで、サービスの提供がスムーズになる。 ✅ 教員や職員が1箇所に集まることで取組が充実する。 | ✅ 学校や施設が遠くになってしまう ✅ 近くの避難所がなくなってしまう。 ✅ 地域のコミュニティや地域の活力が低下する可能がある。 ✅ 新しい学校や施設に慣れるまでが大変。 |
今後も、住民の皆様の声を大切にしながら、持続可能なまちづくりを進めてまいります。ご意見やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
🌏未来を守るために~観光まちづくりの重要性~
現在の課題:人口減少とその影響 🏡
現在、日本全体で人口減少が進み、私たちの町、小川町もその影響を受けています。🗾 日本の人口は1億2119万3千人で、前年に比べ「83万7千人(-0.69%)」12年連続で減少(📉総務省)
このままでは、町の基本的なサービス(飲食店、医療機関、交通インフラなど)🚍🏥🍽の維持が難しくなる可能性があります。特に、これらのサービスは住民の皆さまの日常生活に密接に関わるものであり、その維持が課題と考えています。これは行政にも言えることです。
解決策:観光まちづくりの推進 ✨ 🛤
この現状を打破し、町を活性化させるためには、町の特徴や魅力を町内外に伝え、地域経済を支える新たな循環を作り出すことが求められます。それが『観光まちづくり』です。観光業が発展すれば、飲食店や宿泊施設、交通機関などが充実し、町の経済が活性化します。結果として、住民の皆さまにとっても、住みやすく、便利な町が作られていきます。
町民一人ひとりの理解と協力 🤝🛍
観光業の発展には、住民一人ひとりの理解と協力が欠かせません。
🔄 地域内経済循環を作り出すためには、観光客だけでなく、町内での買い物や地元産品の消費を通じて、経済活動を支えることが大切です。
🏠 得られる利益は、住民全体に還元され、生活がより豊かに。
🌱 その仕組みを町全体できちんと作っていくことが重要です。
🎙 皆さまは他にどんな方法があると思いますか?
今後も、住民の皆様の声を大切にしながら、持続可能なまちづくりを進めてまいります。ご意見やご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
📋まとめ
今回触れさせていただいた「公共施設の集約化、統廃合」は、今後のまちづくりにとって避けては通れない重要な課題です。人口減少が進む中で、町の財政も厳しくなり、これまで通りの施設運営や維持が難しくなっています。このような現状を踏まえ、施設数や配置を見直し、地域のニーズに合った形で効率的な運営を目指す必要があると感じています。
これからの町を支えるためには、限られた資源をどのように使っていくかが非常に重要です。地域の活力を保ち続けるために、施設の統廃合や集約化を進めるだけでなく、地域住民の声や意見を反映させた柔軟で地域に根差した取り組みが求められています。
私たちは、このような厳しい現実に立ち向かいながら、地域にとって最適な方向を見つけるために協力して活動を続けていきます。皆さまもぜひ、一緒に地域をより良くするために意見を交わし、手を取り合っていきましょう。今後とも、何かご意見やご提案があれば、どうぞお気軽にお寄せください。
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