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境町は茨城県の南西部、関東平野のほぼ中央に位置しており、利根川を挟み千葉県との県境に位置します。人口は令和4年10月現在、約2万4千人と小川町よりわずかに少ない規模感で、どことなく旧市街地の雰囲気が似ている感じがしました。小川町との大きな違いは、町内を走る鉄道がなく、鉄道空白地域になっているところです。境町の生い立ちを調べてみると、古くは利根川を利用した江戸への物流の拠点として栄えた交通の要衝だったようです。鉄道が走っていないのも納得しました。

今回の訪問目的は、自動運転バスの視察です。このバスは「道の駅さかい」から「境町高速バスターミナル」と「猿島コミュニティセンター」の2つのルートを定時運行しており、1日の運行本数は18便、運賃は無料です。地域住民が気軽に利用できるよう工夫がなされています。運行中は常にオペレーターが乗車し、安全が確保されています。

「誰かが乗るならドライバーも同じでは?」と思い、オペレーターに尋ねてみたところ、彼らは走行時の安全トレーニングを受けているものの、大型2種免許などの特別な資格は不要だと聞きました。このシステムにより、ドライバー不足の問題にも対応できるため、全国的にドライバー不足が深刻化している現在、自動運転技術への期待が高まっています。

私自身、バス会社で培った経験を活かし、地域の発展に寄与するための施策を模索しています。今後、ドライバー不足が深刻化し、働き方改革が進む中で、地方の交通網を維持するためには自動運転技術の導入が不可欠だと考えています。この新しい技術を活用することで、地域住民にとってより便利で安全な移動手段を提供し、地域公共交通の持続化に貢献できると信じています。

引き続き、調査を続けながら小川町の発展に尽力していきたいと考えています。


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