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■神奈川県道の駅足柄 金太郎のふるさと

神奈川県で4番目、2020年(令和2年)6月26日コロナ禍において、あまり広報はしないで開業した道の駅である。
市は開業時の売上を3億3,000万円と試算していたが、実際は約6億と試算の2倍の売上を上げており、その内4%の2,400万円程を市へ納入する契約になっていた。
委託業者に支払われる年間の指定管理用は1,100万円と、初年度に関しては指定管理料を納入額が上回っていることになる。

では、どのように6億の売上を上げているか、ひも解いていく。
レストランは「足柄のおいしさをみなさんに伝えたい」をコンセプトに据え、特産品「相州牛」をはじめ、「やまゆりポーク」「かながわ鶏」を使用したオリジナルの創作グルメや「足柄茶」を使った茶そばの他、足柄茶ソフト、などメニューを自社開発し、運営も自社で行っていた。
視察日程は平日だったが、お昼以外の時間帯も常にお客様の循環があるようだった。

敷地面積は、5,840㎡と当町よりかなり小さく、開業時の駐車台数は75台程、駐車場が足りず、半年ほどで30台増設したようだ。売店では空間を活用した販売など、随所に売り上げを上げるための工夫が見られた。
運営方針(ターゲット)としては地元5割、観光5割を考え、ドレッシングなど地元ニーズの食材を取り入れ、野菜販売との相乗効果を狙っていた。
粗利は地元野菜が約20%、加工品25%程で、自社製造した商品が40%程になっているようだった。
他はレストランの売上で人件費を出しているとのこと。

委託先の事業者が町外業者の場合は、見た目だけの賑わいではなく、しっかりと地域の商品が販売されて、地域への経済波及効果につながるよう仕様書を決める必要があると感じた。

他、地域と連携した、枝豆の収穫体験や花摘み体験などもはじめているようだったが、イベントには多くの人手も必要になるため、模索している感じを受けた。

視察をした内容は、経済建設常任委員会で委員長が取りまとめ「所管事務調査」として町に報告されます。

 

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